ブルーベリーのいろいろ


ブルーベリーの育て方 (土耕栽培)

植栽地(土壌作り)

ブルーベリーは酸性土壌を好みます。
植物は保水性、排水性、通気性が条件ですが、ブルーベリーの土作りはピートモス60%程度に必ず最初にたっぷり水を吸わせ、鹿沼土を40%程度混ぜ、よくかく拌して苗木1本当り30Lは使用すると良いと思います。
植栽地は20~30cm高めに植えましょう。

植穴掘りとポットより定植

  • ポットより定植する場合は改良土30L入る穴を堀り高めに植えましょう。
  • ポットより苗を取り出した時、根の状態が硬い場合は根をよくほぐします。根張りを良くするためです。ほぐす時細根が大切ですので崩し過ぎないように注意して下さい。定植をしたらたっぷり水をあたえて下さい。
  • 表面には乾燥防止、草防止、雨水の流出防止にチップ、マルチを行って下さい。落葉植木の剪定破砕有機物、枯れ草等、厚さは5~10cm程度、1~2年で腐葉土になり、微生物の住みかとなり植物の生育効果がありますのでお勧めします。
    腐葉土になったら翌年マルチして下さい。
  • 夏場、よくブルーベリー観察をして水不足に注意して下さい。
    大変水を好む木です。

肥 料

1年に3回程度。
  • 1回目 2~3月 木の成長に効果
  • 2回目 5~6月 元気な果実、大きな実を付けさせる
  • 3回目 10~11月 果実をいただいたお礼の肥料
肥料は、種かす、又は緩効性の化成肥料、鶏糞、有機質肥料がいいです。
1株当り苗木、成木によって異なりますが、小苗10g、成木30g程度。

ブルーベリーの種類 (分類)

ブルーベリーは大きく分けるとハイブッシュ系統とラビットアイ系統がこの地方では売買されています。
ハイブッシュ系は寒さに強いとされています。ラビットアイ系は暖地に強く、実の熟す前が兎の目に似ていることから名前が付けられたと聞いています。
ハイブッシュ系は6月頃から実が熟し、ラビットアイ系は7月から各々2ヶ月が収穫期です。
私の農園では80%はラビットアイ系で20%がハイブッシュ系です。

苗木を選ぶ時の注意

ハイブッシュ系を選んだ場合、同系の種類を2~3種植えて下さい。
又、ラビットアイ系を選んだ場合も2~3種植えて下さい。
同種系の違う品種同士を植えて受粉させないと実の付きがよくないと言われています。 受粉はハチが行いますが、ハチも大変少ないので風によっての受粉もあります。

剪定・枝作り

成木に近く育ったら、12~1月ゴロに行います。
剪定の基本として内側を向いている枝は切り取り外へ大きく張らせます。高さも大きくします。
通気性、日当りをよくし日光を十分受ける様に切り取る心がけが必要です。

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